「大学4年生ですが、大学院にいくかどうか迷っています。プログラマ志望の学生は大学院にいくべきなのか教えてください。」
という質問についてお答えします。
プログラマになるのに院卒である必要はありません。
プログラマなどは大学を出ていなくてもなれます。
大学の専攻が文系の方で活躍しているプログラマもたくさんいます。
会社の規模に関係なく、単にプログラマやSEになりたいのであれば学歴は関係ないです。
自分で本を買ってプログラムを組むなり、Progate等のオンライン教材で学べるので、最近はプログラマになるための敷居が低くなっていると思います。
小売業や介護の仕事をしていて、30歳を過ぎてからプログラマに転身する人もいます。
中小企業で働く場合にはSESのような準委任契約の形でお客様の会社に常駐する働き方が多いです。
仕様書通りにプログラムを組んだり、テスターと呼ばれるテストをする仕事があります。
プログラマとして一定の成果を出せれば、システムエンジニアにステップアップできる会社もあります。
一方、大企業でシステムエンジニアになりたい人は、学歴が必要で大学院に行くべきです。
工学部などの理系の学部を専攻している人は、大学院に行った方が就職できる会社の選択肢が広がります。
NTTや日立などの東証一部上場企業に技術職として就職したい人は大学院進学をお勧めします。
大企業の技術職は大学院卒の割合が多いです。
私の働いている会社も大企業ですが、技術職は9割以上院卒で旧帝大をはじめとする有名大学が多いです。
学部卒もいることにはいますが、数える程度です。
大企業に就職した場合は仕様設計、工程管理、品質保証などの業務に従事することになります。
ドラマ逃げ恥の主人公、平匡さんは京都大学出身のシステムエンジニアでした。
平匡さんの会社が大企業かどうかは分かりませんが、仕様設計や品質保証の仕事をされていたと推測できます。
システムエンジニアは、プログラマの書く仕様を作成するのでプログラマの上位の仕事であると言えます。
チームをまとめ上げプロジェクトを成功に導くためのリーダーの役割を担う場合もあります。
その分プログラマよりも単価と給与が高いのです。