新卒で大企業に就職するべき理由

最近は「大企業でも危ない」とか、「大企業に就職できても一生安泰でない」って声をよく聞くようになった。

あのシャープも台湾の会社に買収されたし、大企業神話が崩れてきているのは事実だ。

それでも私は新卒で就職するなら大企業だと思う。

なぜかというと他に良い選択肢がないから。

大企業は危ないという指摘している人は、じゃあどうすればよいのかという道筋や代替案は示していない。

ただ批判しているだけなのだ。

批判する資格がある人は、実際に体験したことがある人だけだ。

大企業で働いたことがない人に大企業を批判する資格はない。

 

大企業は危ないというが、中小企業、ベンチャー企業に新卒で就職するというのは正解だろうか。

中小企業のケースを考えてみよう。

基本的に大企業が発注した仕事を中小企業が受注する仕組みで世の中は動いている。

大企業の経営が危なくなれば必然的に中小企業の仕事もなくなる。

大企業は厳密なコストカットを行い、必要最低限の仕事しか発注を行わなくなる。

大企業では労働組合が強いためいくら不景気でも簡単には労働者を首にできない。

全く働く意欲がない労働者なら別だが、普通に働いている人であれば労働組合の保護のもと首にはなりにくい。

しかし中小企業の場合は、大企業からの大型受注案件がなくなってしまうと首が回らなくなるケースがある。

銀行からの融資を受けている中小企業も多く、融資返済のためには人を切らなければいけない状況に陥る。

不景気になって1番割を食うのは中小企業の従業員なのである。

 

ベンチャー企業はどうだろうか。

欧米とは違い日本のベンチャー企業は成功しづらい。

その背景にはベンチャー企業に対する考え方の違いが深く関わっている。

欧米の場合は金持ち投資家がスタートアップと呼ばれるベンチャー企業に投資を行い、ベンチャー企業を育てる文化が根付いている。

FacebookやTwitter、Dropboxなど、カリフォルニアで有名になり日本でも名が知れている企業はたくさんある。

これらのベンチャー企業は、金持ち投資家の支援を受けて育った代表例である。

カリフォニアのスタートアップ企業は、大企業に買収されることを目的としている企業も多い。

例えば、LinkedInのようにマイクロソフトに買収されることで、創設者やCEOは多額の資金を得ることができる。

 

日本の場合、投資家の数が少ないのに加えてベンチャー企業に多額の資金援助をする投資家は少ない。

その結果、ベンチャー企業は育つことなく潰れてしまう。

ベンチャー企業に対する考え方が違うのである。

日本発の成功したベンチャー企業の名前をあまり聞かないのはそれが原因だ。

 

以上の理由から、新卒で就職するなら大企業の方がいいよなぁと思ってしまうわけです。

大企業に入ってみて肌に合わなかったら中小やベンチャーに転職すれば良いじゃない。

 

おわり。