有名企業への就職率が高い大学

最近は大企業ではなくベンチャー企業志望の自由とやりがいを求める就活生がいたり、「大企業でもリストラの危険があり安心できない。」とドヤ顔で言っている人が増えてきたように思える。

私はそう言う声を聞くたび、じゃあ大企業に就職せずにどこに就職すれば良いのか?と思う。世の中の景気が悪いからと言って、中小企業の景気が良いはずがない。良くも悪くもお金は大企業から中小企業へと流れるようになっている。つまり、大企業が不景気であれば中小企業も不景気なのである。大企業の儲けが減れば、取引先である中小企業への発注額も減る。中小企業だけ景気が良いなんてことあるわけがない。

日本の経済が悪いからと言って、「大企業は危ない。日本を代表する大企業、シャープだって外資企業になっただろう。」と言う人は、従来の常識である「大企業の安全神話」に対して一矢を報いたいだけだ。じゃあ就活中の若者はどこに就職すれば良いのか?と言う問いに対して、答えを出すことができない。2チャンネルの住人と同じ思考で、従来の考え方を引っ繰り返す発言ができる自分、かっこいいと思っているだけだ。

先日以下のタイトルの記事を見つけた。

最新!「有名企業への就職率が高い大学」TOP200 トップは東京工業大学、理系大の就職率高い

東京工業大は学部と大学院を合わせた6年一貫教育を実施している理系の大学だ。就職者が多い主な企業を挙げると、日立製作所34人、本田技研工業23人、三菱重工業22人、富士通21人、野村総合研究所とヤフーがともに20人、ソニー19人などだ。

https://toyokeizai.net/articles/-/301227

東工大といえば、工学系の最高峰の大学。その卒業生の進路が、日立や本田、富士通などである。これが示すところは結局のところ、大企業信仰がまだ日本では根付いていることだ。それもそうだろう。優秀な大学をでたエリートが、他の大学生と同じ企業では受験勉強を頑張った甲斐がない。

https://toyokeizai.net/articles/-/301227?page=3

有名企業への就職率の高い大学ランキングを見ると、4位名古屋工業大学、5位東京理科大学、6位電気通信大学、8位九州工業大学と言うように、理系の大学が多数ランクインしている。

このランキングが示すように大企業への就職には、理系科目を専門とする理系大学が強い。企業では理系学生向けの展示会、インターン、推薦応募などを個別に設定している場合が多い。企業としても理系の学生は優秀だから来て欲しいと思っているのである。

高校生の時点で、理系に進むか文系に進むか選ぶ。理系科目は難しく、有名大学に入るには文系の方が有利なため、文系に進む学生も多い。例えば名古屋工業大学の工学部よりも早稲田大学の文学部を狙う学生が多かったりする。

高校生にとって有名大学のブランドは、バッグのようなもの。誰でも無名のブランドよりグッチやヴィトンのようなハイブランドの方が持っていてカッコいいし自慢になると思っている。そして高校の先生も進学実績を気にするため大学名を重視する傾向にある。と言うか、大学名しか気にしていない人も多い。高校の先生は文系が多く就活を経験していない人もいる。そんな先生からすると、就活?何それ。状態なのである。

大企業への就職を考えた場合には、理系の方が有利と言うことを忘れないで欲しい。無名のバッグでも中身がしっかりしていれば戦える。人生で大事になるのは大学名よりも学部名であることをもっと認識した方が良いと思う。私が高校生の時にはこの記事で紹介したような内容の情報が無かったため(高校も教えてくれなかった)、大学選びや学部選びに悩んだ。

文系に進んだ方が大学生活は楽しいと思う。授業数も少ない。大学4年生ではほとんど大学に行かなかったと言う人もいる。

一方で理系の学生は授業数が多く実験もある。実験が終わらずにその日のうちに帰れなくなる。大学院で教授にいじめられることもある。

しかし、この文系と理系の苦労の差は、就活で大きく効いてくる。

おわり。

ABOUTこの記事をかいた人

のっくん

理系院卒で大企業の研究所に就職。 趣味はプログラミング、レアジョブ英会話、筋トレ、旅行。 Twitter:@yamagablog