夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え

概要

  • 頑張る人生と頑張らない人生、好きな方を選択すればよい。
  • カーネル・サンダースが頑張り始めたのは65歳、クリスチャン・ディオールがブランドを立ち上げたのは41歳のとき。自分が80歳だったとしても諦める必要はない。
  • 自分の持ち物で必要な物を残しそうでないものは捨てる
  • 大事なのは「本音の欲求」、何のためにそれをするのか分かっていないとどんな分野でもマスターできない。
  • ウォルマートの創設者サム・ウォルトンは、誰よりも多くの店を見学した。
  • マイケル・ジャクソンはジェームズ・ブラウンのステップやターン、何から何まで目に焼き付けてそれを完璧に真似した。
  • うまく行っている人を調べて完璧にまねる。
  • アメリカの大統領リンカーンが成功したのは、「あなたの優秀さが必要なんです」と自分と合わない2人を褒めたから。
  • 商売の基本は自分が1番のお客さんになること。お客さんとして感動したことを仕事にして、自分と同じようなお客さんをたくさん作る。
  • 松下電器の社長は大阪万博の時にお客さんに帽子や団扇を無料で配った。お客さんを助けることがさらっとできるのが本当の商売人。
  • サウスウエスト航空コリーン・バレットは、人を楽しく働かせる天才だった。従業員を褒めるチームを作り、手書きの手紙を送った。この会社の従業員のモチベーションは高かった。
  • 人間にとって自分で考えて工夫していくのはとても楽しい作業。だけどほとんどの人は仕事をそういう形までもっていけていない。
  • どんな分野でも自分で工夫できる仕事はある。そういう仕事を見つけて頑張り始めたら仕事はとても楽しくなる。
  • 人はみんな誰かに勝ちたいとおもっている。だから他人をうまく勝たせて気持ちよくさせられる人間は間違いなく成功する。豊臣秀吉は身分の低い足軽に対して優しく接して面倒をみていた。
  • 自分の仕事が本当に人を喜ばせるものかどうかは、そのサービスを自分の子供に買ってほしいか、が1つの基準になる。

感想

主人公はOLの女性。

お金持ちになって世界一周をしたい、高級な服やバッグが欲しいという欲望にまみれている。

その欲望を満たすために占い師赤城さんと出会った主人公は、黒ガネーシャの像を購入してしまう。

黒ガネーシャに騙された主人公はガネーシャの首からペンダントを盗むことに成功。

黒ガネーシャの手によってガネーシャはゾウに変えられてしまう。

ペンダントの返還を求めガネーシャと主人公は、赤城さんと黒ガネーシャと銅像を売っていくら売り上げを出せるか勝負することに。

主人公はこの勝負の中で商売のノウハウを学ぶ。

本書のポイントは商売。

商品をどうやって売るか考える主人公。

一見何の役にも立たなそうな稲荷像を売るためにはどうすればよいのか。

ゾウになったガネーシャが可愛くて良かったです。