住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち

著者は30年もドイツに住んでいる。ドイツと言うと技術立国でソーセージとビールのイメージだ。

この本を読むとドイツの教育や移民の問題など、外側からは見えなかった事実を垣間見ることができる。

ドイツでは小学校5年生、10歳の時点で進路を決めるそうだ。

大学に行くギムナジウム、職人のための基幹学校、その他の実業学校から1つの進路を選ぶ。

職人の人気が下がっている現代、基幹学校に行くのは外国人や社会的弱者の子供で、彼らは劣等感に苛まれていると言う。

確かに小学生の時点で進路を決定するのは時期尚早な気がする。

日本では大学に行くかどうか決定するのは高校3年生、18歳だ。

小学校の後に中学、高校と進学するため大学進学を決定するまでに時間的猶予がある。

ドイツでは、ごみ収集や工場、農村で働くドイツ人はいないと言う。

これらの仕事は外国人の出稼ぎ労働者がしている。1番多い移民はトルコ系で301万人もいるらしい。

ドイツでは有給の他に病休と言うものがあるらしい。病気休暇は風邪を引いたり病気になったら使える休暇。

それとは別に有給は年間30日もあるため、土日とくっつけて6週間バカンスに行くのが一般的のようだ。

ドイツ人は決められた時間以外は1分足りとも働くことを嫌がるそうだ。定時の前になると仕事を切り上げる準備をするのだとか。

日本では6週間もバカンスをしている人はみた事がない。正直なところ羨ましい。残業もしない文化を日本も見習った方が良い。

ドイツは電気代が高い。

日本の原発事故の後に脱原発を決定し、再生エネルギーを利用している。

再生エネルギーは生成するのにお金がかかるが、それが消費者の負担となっている。

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