憂鬱でなければ、仕事じゃない (講談社+α文庫) Kindle版
概要
GNO(義理、人情、恩)を知らなければ何事もうまくいかないと思っている。
見城氏は幻冬社を掃除している女性に「ある本を読んで面白かった」と話しかけられた。
見城氏は続編の本を倉庫から取り寄せて筆者のサイン入りで女性に送った。
仕事上の合理的な人間関係も、一皮めくればその下にとても大きな情の層がある。
頼みごと百対一の法則。
「正直面倒臭いなぁ」とそのたびに思うが、その人の喜ぶ姿を思い浮かべると自然に体が動く。
相手の貸しが100になった時に、重要なお願いを1つする。
ビジネス社会はやはり人間関係。
「貸し借り」という発想は、感情という目に見えないものを図る上で便利な物差しになる。
仕事をする上で「貸し借り」のバランスを頭に起き測っていくのはとても大事なこと。
実際金を持つと金などどうでもよくなる。
あるところを目指して頑張るプロセスこそが1番面白い。
感想
起業して成功した人の話は面白い。
私のようなサラリーマンは起業して成功した人の感情が全く分からない。
この本で1番伝えたいのは人としての基本を守るという事ではなかろうか。
頼みごとを引き受ける、というのは案外難しい。
面倒だと思うしできる事ならやらないで済ませたい。
しかし、そこで貸し借りのバランスを頭に置き思い切って引き受ける。
相手の喜ぶ姿を思い浮かべながら行動する。