図解 知識ゼロからはじめるiDeCo 個人型確定拠出年金の入門書、大江加代、ソシム、2018年1月初版第一刷発行。
付箋数:7
満足度:★★★★
控えめに言って良書ですね。
タイトルの通り図が多く知識ゼロからでも理解できます。
これからiDeCoをやってみようか迷っている方にオススメしたい本。
iDeCoのメリット
iDeCoのメリットは3つあります。
- 掛け金が全額所得控除される(税金が返ってくる)
- 運用益に税金がかからない
- 購入手数料が無料、信託報酬が安い
iDeCoの1番のメリットは、所得控除でお金が戻ってくるところ。
例えば、年収600万のサラリーマンで毎月2万3000円をiDeCoで積み立てていた場合、
年末調整で8万4000円が戻ってきます。
ただし、iDeCoで積み立てたお金は60歳を過ぎないと引き出せません。
運用益に税金がかからないのはNISAと同じですね。
信託報酬が安いのも嬉しいところ。
30年間くらい運用すると、信託報酬が0.5%違うとしても数十万円の差が開きますからね。
税の還付(カンプ)を受けるには
サラリーマンの場合、投資信託を買う時に、自分の口座から振り替えるか給与天引きが選べます。
手続きが不要なのは給与天引きです。
自分の口座から振り替える場合は、自分で年末調整または確定申告をする必要があります。
面倒ですね。
iDeCoを始めるのに必要な書類
この本にはiDeCoの申し込み書類の記載例も載っています。
サラリーマンの場合、必要な書類は以下の通り。
- 加入申出書
- 事業主の証明書
- (天引きでなければ)預金口座振替依頼書
- 本人確認書類
申出書には、年金手帳などに書かれている基礎年金番号が必要なので注意しましょう。
ちなみに私はマイナンバーカードとiPhoneXを持っており、「マイナポータル」というアプリを使って
基礎年金番号の確認ができました。
ちなみにマイナンバーカードの交付率は依然として低いようです。
3月1日時点で約1973万枚。1億2700万超の人口に対し、15.5%の交付にとどまっている。
1番厄介なのは事業主の証明書。
これは会社に申し込んで書いてもらわないといけないもの。
この時点でかなりハードルがあるし、中小企業だと難しいのでは?と思ってしまいました。
人事部か総務部に確認するのが良いでしょう。
本の内容を実践してみる
とりあえず証券会社からiDeCoの申込書を取り寄せてみました。
コロナウイルスで在宅勤務なので、事業主証明書の依頼ができませんが、
内容の確認をして埋められるところは埋めてみようかなと思います。
年金や投資信託の知識を与えてくれたこの本に感謝です。
どの商品を買おうかな〜。
楽しみです。