ラズパイには写真を撮るツールが用意されているのでそれを使えば写真は撮れますが、Pythonでコードを書く場合はpicameraと言うライブラリを使うとカメラの制御ができます。
picameraを使って簡単なコードを描いてみたいと思います。
私の環境
- Python 3.6
- Pycharm
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準備
使い方は簡単で、picameraをインストールするだけで使えます。
pip install picamera
写真を撮る
次にコードを書きます。
- 解像度は、横600px、縦800pxに固定
- デフォルトだとカメラが上下反転してしまうのでflipをTrueにして修正する
- 1枚目を撮影
- 3秒待って2枚目を撮影する
import time import picamera def main(): camera = picamera.PiCamera() camera.resolution = (600, 800) camera.hflip = True camera.vflip = True camera.capture('test1.jpg') time.sleep(3) camera.capture('test2.jpg') if __name__ == '__main__': main()
ラズパイ上で実行すると2枚の写真が同じディレクトリに生成されます。
ちなみに私は MacのPycharmでコードを書き、ラズパイに転送して実行しています。
ファイルの転送には、Pycharm Professional(有料版)のDeploymentと言う機能を使っています。
直感的にコピペして転送できるので便利です。
プレビュー動画を撮る
picameraには、プレビュー動画をモニタに表示する機能があります。10秒間プレビューを表示するコードを書いてみましょう。
** 以下のコードはラズパイにモニタを繋いでから実行してください。(VNCでリモート接続している場合だとプレビューが表示されません。)
import picamera import time camera = picamera.PiCamera() camera.resolution = (600, 800) camera.hflip = True camera.vflip = True camera.start_preview() time.sleep(10) camera.stop_preview()
遅延もなくサクサク撮れている感じでした。
おわり。