「知らない間にMacのターミナルにbaseと表示されている。」
そんなことはありませんか?
実はこれは、Pythonの仮想環境ソフトAnacondaがインストールされたことが原因で起こる現象です。
Anacondaをインストールすると以下のようにMacのターミナルの先頭に(base)と表示されるようになります。
(base) MacBook-Pro:~ $
これはAnacondaの仮想環境baseがアクティベートされていることを意味しています。
Anacondaをインストールすると、Macのターミナルを起動した時に自動的にbaseをアクティベートするように設定されるようです。
どのPythonが使われているか調べます。
(base) MacBook-Pro:~ $ which python /opt/anaconda3/bin/python
anaconda3のPythonが使われていることがわかります。
以下のコマンドでAnacondaの仮想環境の一覧を表示してみましょう。
(base) MacBook-Pro:~ $ conda info -e # conda environments: # base * /opt/anaconda3 golden-week /opt/anaconda3/envs/golden-week sunday-programmer /opt/anaconda3/envs/sunday-programmer
*マークがbaseについているのが確認できます。
この仮想環境から抜けるには、ディアクティベートすれば良いのです。
(base)MacBook-Pro:~ $ conda deactivate MacBook-Pro:~ $
baseの表記がなくなりました。
Pythonの場所を調べてみましょう。
MacBook-Pro:~ $ which python3 /usr/bin/python3
Anacondaの仮想環境から抜けて、MacのデフォルトのPythonが使えるようになっていることが確認できました。
ただし、毎回ディアクティベートするのは面倒ですよね。
そんな時には、以下のコマンドを打っておけば次からTerminalを起動した時にbaseがアクティベートされることはなくなります。
MacBook-Pro:~ $ conda config --set auto_activate_base False
以上です。
ご参考になれば幸いです。