Jupyter Notebookの基本的な使い方を学んでいきます。
[toc]コードの補完機能
Jupyterにはコードの補完機能があります。
これを使うとコードの入力スピードがアップするので是非使いたいところですね。

コツとしては、一度importを実行しておくことです。math.cまで入力し、tabを押すと以上のようにコードの補完が出てきます。
セルの分割
以下のようにカーソルを二行目の終わりに持っていきます。

EditからSplit Cellを選択


セルの分割ができました。
MarkDownを使ってコメントを書く
コードのコメントを書くことはとても重要ですね。
JupyterではMarkDownを使うことで、コードの説明を残せます。

見出しは「##」、太字は「**」で囲むようにしています。
実行する前に、セルのタイプがMarkdownになっているか確認してください。

実行すると以下のようになります。

処理を途中で中断する
ディープラーニングなどの重い処理を走らせているときに、途中で止めたい時があります。
KernelからInterruptを選択すると、処理を中断できます。


5秒スリープするコードを10回行うコードです。途中で中断すると以上のようにKeyboardInterrupt
の文字が表示されます。
シェルを使う
JupyterがMacやUbuntuにインストールされている場合は以下のようにシェルのコマンドが使えます。

マジックコマンドを使う
マジックコマンドは%から始まり全てのOSで使えます。カレントディレクトリを取得してみます。

str、つまり文字列で取得できたことが分かりました。
次に、プログラムの実行時間を計測してみます。%time
を使って計測します。

まとめ
いかがでしたか。普段Jupyter Notebookを使っている人でも意外と知らない機能があったかと思います。特にコードの補完や、カレントディレクトリの取得、時間計測は覚えておくと便利かと思います。