こんにちは、のっくんです。
今日はPycharmというPythonのコードエディタに、Anacondaの仮想環境をセットアップする方法をご紹介したいと思います。
AnacondaではPythonのコードを実行するための仮想環境を作成することができます。
仮想環境というと難しく聞こえますが、要はその中で閉じているヴァーチャルマシンのようなものです。
仮想環境の中だけで閉じているので、ソフトをインストールしたり、コードを書いたり自由にいじり倒せるわけです。
仮想環境がぐちゃぐちゃになってしまったとしてもその仮想環境を消して新しく作れば良いだけなので何回もやり直しができるわけですね。
何度失敗してもやり直せるので気兼ねなくソフトをインストールしたりコードを書いたりできるわけです。
さて、その仮想環境ですが、作ったは良いもののどうやって使うのか?
という疑問を持つ方が多いと思います。
仮想環境は作っただけでは意味がなく、その中でコードを書いたり、ライブラリと呼ばれるソフトをインストールして初めて意味を持ちます。
コードを書くにはエディタと呼ばれるソフトを使って書きますが、PythonではPycharmが有名です。
今回の記事では、Anacondaで仮想環境を作成し、Pycharmでコードを書くためのセットアップの仕方を紹介していきたいと思います。
なお、以下のソフトは既にインストールされているものとして説明をしていきます。
- Anaconda-Navigator
- PyCharm CE
仮想環境を作ろう
まずは仮想環境を作っていきます。
MacのランチャーからAnacondaーNavigatorを起動します。
右下にある緑色の蛇のマークです。

AnacondaNavigatorが起動すると右の画面になると思います。
Environmentを選択します。
下の方に「Create」ボタンがあります。これが仮想環境を作るためのボタンです。

仮想環境の名前とPythonのバージョンを決めます。
ここでは、仮想環境の名前をgolden-week、Pythonのバージョンを3.7としています。
仮想環境の名前やPythonのバージョンは好きなものを選びましょう。
Createボタンを押すと仮想環境が作成されます。
少し時間がかかりますので待ちましょう。
以下のように仮想環境が作成されたのが確認できたら完了です。

PyCharmの設定
次にPyCharmを起動し「Create New Project」で新しいプロジェクトを作成します。
仮想環境が作成できたら、次はPycharmで仮想環境を使うための設定をしていきます。
PyCharmを起動後「Create New Project」を選択。

新しいプロジェクトを作成しますが、プロジェクト名は「tutorial-pycharm-setup」にしています。
プロジェクト名は何でも良いです。
大事なのはその下の「Existing Interpreter」の箇所です。
ここが仮想環境を選択するための場所です。
先ほど作成した仮想環境になっていないので、右側の「…」を選択します。
「Conda Environment」で、「../golden-week/bin/python」が選択されていればOKです。

「Existing Interpreter」に先ほど作成した仮想環境であるPython 3.7(golden-week)になっていることを確認しましょう。
最後に「Create」を押して新しいプロジェクトを作れば完了です。

右下の「Terminal」を選択して文字列の先頭に(golden-week)という文字列がついていれば仮想環境が使えていることになります。
好きなコードを書いて仮想環境上で実行してみましょう!
新しく好きなコードを書くときはワクワクしますね!