魚がたくさんいる池と竿

12月に作ったゲームに広告を入れたところ収益が出るようになった。

星1つの評価が多いゲームだったので意外である。

収益と言っても1日100円程度なので大したことはない。

入れてみたのはadmobのリワード広告である。

リワード は報酬という意味で、広告を見ると魔法石が増えたり、コインがもらえたり、ゲームがコンティニューできたり、いろんな場面で使える。

ゲームのユーザは煩わしいとしか思わないだろうが、実に良く出来た仕組みだと思う。

私がゲームを作っていて怖いのが、一瞬でクリアされてしまう事だ。

脱出ゲームなら全部のヒントを見た上でプレイする事で謎解きの面白みを感じてもらう事なくクリアされてしまう。

しかし、ヒントを見る手前にワンクッション、30秒の動画広告を挟む事でユーザの足止めになる。

30秒動画を見るくらいだったら、もう少し考えてみようか。

そんなふうに考えてくれるかもしれない。

その結果、ゲームを楽しんでくれる時間は増える。

収益というのは自分のアウトプットに対する世間の評価だ。

ブログとアプリ。

驚くべきことに2年半書き続けてきた技術ブログよりも2ヶ月で作ったアプリの方が、1日当たりの収益が大きかった日があった。

2年半 vs 2ヶ月

ブログはオワコンであると言いたいわけではない。

ブログはジャンルに左右される。

僕の技術ブログ(プログラミング)はもともと収益が出にくいジャンルなのだ。

母数の大きさで考えよう。

  • 技術ブログ=プログラミングを学びたい人が読む
  • ゲームアプリ=ゲームをしたい人がダウンロードする

プログラミングを学びたい人 vs ゲームをしたい人

ゲームをしたい人は世の中にゴマンといるが、プログラミングを学びたい人は恐らくもっともっと少ない。

魚の少ない池に釣り糸を垂らしても釣れる確率は少ない。

魚がたくさんいる池はどこなのか、考えることは重要なのである。

そして、例えば魚が豊富な池を見つけたとしても、試行回数が少なければ魚は釣れない。

だから何度も何度も竿を投げ続ける必要があると思う。

池に魚がそもそもいないのか、竿を振る回数が少ないのか。

どちらなのかは分からない。

ただ、いずれにせよ、竿を投げ続けて、試行回数を増やす必要があるのは確かである。

ABOUTこの記事をかいた人

個人アプリ開発者。Python、Swift、Unityのことを発信します。月間2.5万PVブログ運営。 Twitter:@yamagablog