受験とは無縁の世界

1月18日はセンター試験の日らしい。センター試験といえばこの前の会社の飲み会で驚いたことがあったので文章にしてみたい。

先日、会社のグループの飲み会があった。7人のグループで、全く話したことも無い人もいる。そんな中で話題になったのが、資格のための勉強について。資格を取得するためにはもちろん勉強しなければならないが、受験とは無縁の世界の人がいることに驚いた。課長は、受験をせずにエスカレータで高校、大学に進学し、バブルの波に乗り名前を書くだけで就職できたと言うのだ。課長だけでなく他のメンバーも受験勉強とはほぼ無縁、真剣に勉強したことなどあまりないと言っていた。資格試験などの受験会場にいる、ノートにマーカを引きまくって勉強している受験生を見て不思議に思ったそうだ。みんな東京の大学(有名私立大学)を出ていて、地方出身者&地方大学は私だけだった。

自慢ではないが私は高校、大学、なんなら大学院の試験も受けているし、就活も簡単ではなかった。地方に生まれた時点で中学受験など無縁の世界だし、高校に入るためにも通知表と高校受験、面接を受ける必要があった。大学試験ではセンター試験、二時試験を受験。大学のGPAが悪かったため、大学院試験も受けた。就活は、推薦で内定をもらったとはいえ学内選考を含めれば、10倍程度の倍率はあっただろう。お陰でものすごく近眼になってしまった。

なんなんだこの差は。この大きな差は地方生まれと東京生まれの格差ではないか。マリオをプレイするときのハードモードとイージーモードくらいの差がある。人生のゴールをソコソコの大企業で働くこととした場合に、それを達成するための難易度が違いすぎる。親がある程度金を持っていること、東京生まれであること、この2つを満たせれば中学から付属校などに入れてもらえれば、それだけでエスカレータに乗ってソコソコの大企業まで行ける。(現代では就活は苦労するかもしれない)。これは本人にとって、とてもイージーモードではなかろうか。

どっちの道が良いのか考えた時に明確な答えはないが、私は受験の世界、つまり苦労する道を選んだ方が良いのではないかと思う。若いうちは苦労した方が良い。それは私がお金を負担したくないから言っているのではなく、何かを学ぶ力というのは社会人になっても使うからだ。本を読む、英語を読む、文章を書く、何かを検索する。受験の知識は使うことは少ないが、情報を出し入れするワーキングメモリを鍛えることで応用力が身につくと思っている。

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