「夢、死ね!」を読んでみた感想

 

こんにちは。のっくんです。

 

今日は、Twitterで回ってきた本「夢、死ね! 若者を殺す「自己実現」という嘘」を読んでみた感想を書きます。この本は中川氏によって書かれており、彼のエピソードを元にリアルな仕事の裏側を紹介してくれています。

 

私は大手IT企業の研究開発部門で働いていますが、この本で書かれている内容には共感できる部分が多数あります。

 

この本では様々な名言が飛び出しているのでそれを引用させてもらいつつ私が賛同する理由を実体験を踏まえながら書きます。

 

新入社員や学生は働く前にこの本を読んでおくことをオススメします。

 

 

会社で夢や自己実現ができるか?

 

この本の序盤に、クリエイティビティを追い求める学生がカネの為に下劣な記事を書くのを嫌がり仕事を断ったエピソードが書かれています。

 

それに対し中川氏はこう言っています。

 

はっきり言って、仕事がないときに仕事を選ぶのはバカである。何があろうとも降ってきた仕事はやらなくてはいけないのだ。仕事をやればやるほど別の仕事に繋がる道が拓けてきて、それが将来の目的達成に大いに役立つのである。

 

これは学生やフリーランスだけでなく会社員でも同じことです。私も新入社員の時に、上記の学生と同様夢を追いかけて失敗したエピソードがあります。

 

就活をすると分かりますが、面接官は「あなたは会社に入って何をやりたいですか?」と聞いてきます。それに答えると「あなたの夢やキャリアを応援したい」と言ってきます。

 

これを聞いた就活生だった私は、会社は自分のやりたいことが出来て夢が叶えられる場所だと勘違いしていました。

 

後になってわかりましたが、この面接官の言葉はあくまで建前で入社して部署に配属された暁にはあなたのやりたいことは無視されます。(というか、あなたの希望部署に配属される保証はどこにもないです。)

 

配属されたとしても、自分のやりたいことではなく先輩のサポートが主な仕事になります。

 

当時の私は、希望部署に配属されたこともあって「自分のやりたいことができる場所」だと勘違いしていました。

 

なので、先輩のいうことはあまり聞かず自分のやりたいこと(開発部門なのにも関わらず、論文書きたい)ばかり主張していました。

 

その結果、先輩達から距離を置かれチームで働くことが難しくなってしまいました。

 

これから働く就活生に言いたいのは、会社に入ってする仕事は自分の自己実現の為ではなくあくまでお金のためである。ということです。

 

会社でやる仕事はチームでやることが多いので、あなたの功名心(手柄を立てて、有名になりたい気持ち)は捨てた方が良いです。労働の対価はお金だけで十分。

 

まずは降ってきた仕事を素直にやることをオススメします。

 

人はなぜ仕事をするのか

 

この問い掛けに対し、中川氏はこう話しています。

 

  1. お金のため
  2. 人から怒られないようにする

 

2については、中川氏が代理店で働いていたときにクライアントのリカさんが「困ります!出さないとジェニーが怒るんです!」と発言したことで気づいた、と本では紹介されています。(ジェニーというのは、リカの上司のお偉いさん)

 

人から怒られないために仕事をするは正しいです。

 

会社に入ると偉い人が怒らないようにするために働いている人がほとんど。部長は役員が怒らないように、課長は部長が怒らないように、平社員は課長が怒らないように働きます。

 

夢を壊すようですがこれが現実であり働く前に知っておいた方が良いです。

 

オッサンの出世のためにあなたの時間を使うのが仕事

 

これは名言です。本ではこのオッサンはクライアントのお偉いさんジェニーでした。中川氏が身を粉にして働いた結果、クライアントであるジェニーが多額のボーナスを受け取ることになったのです。

 

私はこの気持ちが痛いほどよく分かります。

 

自分が頑張って働いた成果は上司のものになります。平社員がいくら手を動かして頑張ろうが、評価されるのは先輩や上司です。少しくらい褒められるかもしれませんが、もらえる給料なんてほとんど変わりません。

 

私も先輩のために数千行ものプログラムを書いたり、上司のために発注先や共同研究先とヒーコラ言いながらプロジェクトを進めた経験がありますがほとんど評価されませんでした。

 

逆に自分が将来出世した場合は部下や外注先が頑張ってくれるかもしれませんが、それを横取りなんてしたくないですね。

 

読んでみた感想

 

本の内容は読みやすいし、実体験に基づいているので説得力もあります。社会人になる前に会社から配られる「働くことは素晴らしい」系の本よりも、こちらを読むことをオススメします。

 

夢なんてさっさと諦めて、自分の出来ること、小さな目標を達成するためにコツコツ努力した方が良いですね。

 

また、私のように会社勤めしてるけど、やる気でねー、早く帰りてーと思ってる人も読んだ方が良いですね。

 

カネと怒られないために働いているのだからそりゃそうだと思えるようになります。

 

仕事は尊いです。

仕事はあなたの生活を形作ってくれます。

でも、

仕事をくれるのは人間です。

だから人間を大事にして下さい。

 

これは本の最後に書いてあるメッセージです。人間を大事にする。これは会社員でも大事だと思います。

 

与えられた仕事を最後までやりきれば、また新しいお仕事を貰えるかもしれません。それは違う部署の人かもしれないし別の会社の人かもしれません。

 

社会人をやっていると、良いことも悪いことも自分に返ってきます。ブーメランなんです。

 

適度に仕事をやりつつ良好な人間関係を築くのが、楽しく仕事を続けるコツなのかなと思います。

 

以上となります。最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

ABOUTこの記事をかいた人

のっくん

理系院卒で大企業の研究所に就職。 趣味はプログラミング、レアジョブ英会話、筋トレ、旅行。 Twitter:@yamagablog