人と争うことで得られるものは何でしょうか。
良くも悪くも、成績、昇進、年収など世の中には争いのためのフィールドがたくさんあります。
「友達が有名大学に受かった。」
「同期が出世した。」
私はそれを聞くたび焦ってました。
今までのやり方で良いのだろうか。
少し無理してでもスピードアップしないといけないんじゃないか。
自分は自分 人は人 -争わない「生き方」- (WIDE SHINSHO175) (新講社ワイド新書)目次
高校時代の苦悩
高校時代、進学校だったので周りは優秀でした。模試や学内テストの結果が発表されると、私は下の方でした。
私はそれを見るたび焦りました。難しい問題に取りかかったり、模試の前は徹夜したりしましたが、今思うと完全に空回りです。テストの順位も上がりませんでした。
自分が出来ない人だと思われるのが嫌だったのかもしれません。
当然、周りが優秀であればあるほど相対的に自分の順位は下がります。順位が下がろうが自分がそこに属している、その集団の一員であるってかなり幸せなことなのではないでしょうか。
誰も勉強しない高校や環境であれば一番は取れるかもしれませんし、優越感もあります。けれどもそれで満足していたら、ダメになってしまいます。
校内の順位が低くても焦らない。周りのことを気にしない。自分のできることをコツコツとやる。
この辺りが出来ていればなぁ〜と後悔しています。
会社時代の苦悩
私は運良く大企業に入社しました。会社に入ると5〜6年目くらいで昇進する優秀な同期がいます。そして、会社を辞める人もポツポツ出てきます。私は昇進もせず、かといって辞めもせず、淡々と仕事をこなしていました。最初は「これでいいのか?この仕事の進め方で良いのか?」と焦りました。
結局、会社も同じで、周りが優秀であれば、自分が相対的にダメな奴に見えます。それで辞めてしまう人もいます。自分が普段見えてる世界が会社という組織しかないので、その中での優劣だけを気にしてしまってるからです。だけど、外から見れば恵まれているのではないでしょうか。
自分のペースを守ることで得られるもの
「人と争うのではなく自分のペースを守る」、「当たり前のことを当たり前にやる」、この辺のことを意識して仕事をするようにしています。最近は、人とのコミュニケーションも大事にしています。相談されたら一緒になって考える。相談に乗る。
劇的に出世はないかもしれません。けれども、人と争うことなく、恨まれることもなく、平和に暮らしていけます。人の輪も広がり、頼りにされるようになります。毎日穏やかに過ごせます。
自分の好きなことを大切にする
仕事以外で自分の好きなことをやっている時間(節目)を大切にした方が良いです。仕事は仕事でしかありません。私の場合は、プログラミング、英語、ブログ、読書です。この大切な時間のために仕事をこなす。こういう考え方で良いと思います。自分のペースを守れる人は、この時間を大切にしているようです。
毎日決まった時間に寝れて、ご飯を食べれて、少しでも好きなことに時間を費やせる。私が心の中で望んでいたのは出世でも争いでもなく、こういう当たり前の日常だったのです。
まとめ
あの人が出世しただのあの人は金持ちだの、そんなのはどうでも良いことです。自分のペースを守ること、自分が出来ることをやること。それが成功への近道です。受験でも会社員でも同じです。自分が主役です。