精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法 単行本(ソフトカバー) – 2021/3/16
著者は樺沢さん。
アウトプット大全、メンタルブレイン強化大全が面白かったので、今回も買ってみた。
ブレインメンタル強化大全の書評はこちら↓
本書では幸福を3つに分類し、最も重要なのはセロトニン的幸福としている。
セロトニン的幸福はドーパミン的幸福と比べて、長続きするのだ。
睡眠、運動、朝散歩を行うと分泌されるセロトニン。
セロトニンは自分の感情やメンタルをコントロールする手づなである。
セロトニンが足りずに感情やメンタルが落ち着いていなければ、鬱になって健康は阻害されるし仕事(人間関係)だってうまくいかない。
セロトニンは幸福になるために必須なのである。
確かに朝散歩は気持ちが良い。
早く寝て早く起きてコーヒーを飲みながら散歩する朝はとても清々しい。
ネガティブな感情がリセットされ、ポジティブな気持ちになる。
そうか。あれはセロトニンが幸福感をもたらしてくれていたのか。
今でこそ、朝散歩を実践するようになった私だが、数年前までは朝散歩や運動をせずに、週末は昼まで寝ている生活をしていた。
睡眠時間が日々変わる不規則な生活。
体重も増え続けていった。
日曜日の夜眠れないため、月曜日の朝は睡眠不足の状態で会社へ行き、些細なことでイライラしてしまっていた。
当時はメンタルが安定せずにイライラしたり、死にたいと考えることが多かった。
今考えるとセロトニン不足だったのではないかと思う。
「最近イライラしがちだな。」
自分でそう思うことができたなら、セロトニン不足を疑った方が良い。
規則正しい生活ができていないとセロトニン不足に陥る。
これは私が実体験で感じたことである。
規則正しい生活や睡眠を大事にしなければ、セロトニンが不足し、あっと言う間に病気になってしまう。
逆に、睡眠、運動、朝散歩をすれば、セロトニンを増やすことができてハッピーになれる。
メンタルが病んでいる人だけでなく、幸福になりたい人が読むべき良書である。