82歳の年齢でiPhoneアプリを作った若宮正子さんの考えが知りたくて読んでみました。
目次
著者紹介
若宮さんは銀行で定年まで勤め上げた後に、パソコンと出会いエクセルを使ったアートやSwiftでhinadanというアプリを作りました。
82歳でアプリを開発したという功績が認められて、2017年にはAppleのCEOティムクックからWWDCに招待されたそうです。
自分がご機嫌かどうかが健康のバロメーター
若宮さんは規則正しい生活や食事制限、動かない自転車を漕ぐなどの運動はしていないそうです。寝たいときに寝るし、食べたいものを食べる、出かけるときは好きな場所に行く、つまり自分の楽しいと思ったことしかやらない。
銀行に勤めていたイメージからきっちりしている方かと思いきや、そうでもないようです。自分の機嫌を健康のバロメーターにするって良いアイデアですね。
始めた時点で成功
プログラミングしてアプリを作ったときに、完成しなかったり、アップルの審査に通らなかったりするかもしれません。けれどそれを失敗と捉える必要はない。アプリを作った経験はきっと将来役に立つし、マイナスにならない。始めた時点で成功なんです。と言っています。
私もプログラミングを勉強したときにエラーで挫折する経験がありました。でもそれを失敗と考えることなく、経験になった、マイナスにならなかったと思うことで、次の勉強に取り組むことができるのかもしれません。
独学ができる人は強い
幼少期からずっと続けているのは本を読む習慣です。
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コンピュータの知識から、アプリの作り方に到るまで、私の独学を支えてくれたのも本でした。
若宮さんがアプリを作る上で参考にしたのが本だったようです。ウェブ上では玉石混合で、信頼できる情報もあればそうでないものもあるようです。
学ぶより手を動かす
「とりあえず1つつくってしまってから、プログラミングの勉強をするのが良い」
何も作ったことがない人がいきなりプログラミングの基礎を学んでも面白くないということです。
とりあえず1つアプリを作る。本を最初から読み進めるのではなくて手を動かしてアプリを作る。プログラミングを学ぶ上で大事な考え方だと思いました。
お誘いは断らない
人と関わりたいのであれば、お誘いや頼まれごとはなるべく断らないこと。そうすると、人が新たなご縁をつなげてくれて、自然にたくさんのお友達ができるのだと思います。
ご縁が大事って話ですね。仕事していると断りがちなお誘いですが、もう少し考えるようにしようかな。
最後に
興味本位で買った本ですが、結果的には大満足の一冊。プログラミングの勉強方法、人との付き合い方など、若宮さんの人生経験から学ぶことは非常に多かったです。僕もiPhoneアプリ作ったことないけど、作ってみようかな。