「ザ・チーム 5つの法則」を読んでみた

 

チームで働くことはどう言うことか。「ザ・チーム 5つの法則」を読んでみました。

 

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4つのチーム型

全てのチームは4つのタイプに分類される。そのときに軸になるのが、「環境の変化度合い」と「人材の連携度合い」。環境の変化は、相手チームの行動によって受ける影響の度合い。人材の連携は、チームメンバーが連携する度合い。

・駅伝型(工場のライン)

環境変化が少なく、人材の連携も少ない。生産計画が立てられているので変化が少ない。部品を組み立てる仕事では、人と連携することなく、自分の役割をスムーズに全うすれば良い。

・柔道の団体戦型(保険の営業)

環境変化が多く、人材の連携は少ない。保険の営業では、老若男女あらゆるお客様に、訪問、提案、契約まで行うため、環境変化が大きい。一人でやる仕事が多いので、人材の連携は少ない。

・野球型(飲食店のスタッフ)

環境変化が少なく、人材の連携が多い。店舗の立地や内装が変わることはほとんどなく環境の変化は少なく、ホールやキッチンで連携が必要なので人材の連携が多い。

・サッカー型(スマホアプリの開発)

環境変化が大きく、人材の連携も多い。スマホアプリのランキングは刻一刻と変化し、デザイナーから開発までの連携が必要とされる。

コミュニケーションは少ない方が良い

コミュニケーションが多い方が良いと言われているが、実はコミュニケーションは少ない方が良い。ルールを作り、無駄なコミュニケーションは減らす。

ルールの設定方法は、型によって異なる。

例えば、サッカー型は環境変化が多く臨機応変の対応が求められるのでルールを細かく設定する必要はない。一方で、野球タイプの場合は環境変化が少ないのでルールを細かく設定した方が良い。

相手の過去を知る

相手の過去を知るためにモチベーショングラフを用いる。モチベーショングラフでは、横軸に経験、縦軸に感覚を記載する。

「大学に入り友達ができて楽しかった」「希望部署に配属されて嬉しかった」など。

相手の過去や経験に配慮したコミュニケーションが可能になる。

心理的安全性

心理的安全性に必要なのは、「率直質問」「失敗共有」「発言促進」「反対意見」。

どんな質問をしても大丈夫な機会を作る、自分の失敗を共有する、意見が生まれたことを良しとする、反対意見を言える機会を作るのが大事。

正しい独裁はチームを幸せにする

みんなで話ながら決めるのが良いとは限らない。

51%のメリットと49%のデメリットがあった場合にどちらかは選ぶか考えるときに、みんなの意見を聞いていたら時間がかかる。

孫さんが言っているチェスの理論で、5秒考えて打った手と30分かけて打った手は86%同じになる。

独裁者がスピーディに決めることが大事だが、それを成功に導くのがチームのメンバーであるのでチームメンバーは独裁者の決定を理解することが大事。

チームの均質性と多様性

マラソンのように、足の速い選手をコピーすれば勝つ確率が上がるのが、均質性。

一方で、サッカーや野球のように異なる能力を持つ人を集める必要があるのが、多様性。

ダイバーシティ、多様性が大事だと言われているが、必ずしもそうではなく均質性が大事な場合もあるので状況によって判断しよう。

チームの流動性と固定性

流動性があるのはサッカーで、誰を入れ替えるか(出口)を重視する。試合によって相手メンバーがガラッと変わるのでそれに合わせてメンバーを総入れ替えする。

固定性は野球で、ほとんどメンバーは同じなので、誰を採用するか(入り口)を重視する。例えば、巨人は7年連続で首位だったが、その間に入れ替えたメンバーは4人だけ。

読んでみての感想

まず、私を含め多くの人がチームが4つに分類されることを知らないと思う。多くのサラリーマンはサッカー型に分類される。汚い話だが、環境変化と人材連携が多いほど給与が多くなると思うし、そう言う世の中になっていると思う。環境変化と人材連携をどう攻略していくかが、給与アップのポイントになると思う。

おわり。