多動力、堀江貴文、読んでみました。
概要
3歳児のように目を光らせ自分の興味のあることをやる、面白いことをやる、それが多動力だ。
イーロンマスクがシャツのボタンをかけられないのは、次々とアイデアが浮かんで実行に移すからである。
堀江氏のベストセラー本は、全て自分で書いたものではない。
彼が過去に呟いたツイートやメルマガなどから編集者がピックアップして作成したものだ。
インタビューを受けてすらいない。
必要ないことを排除し効率化していった結果、彼は毎月一冊の本を出版している。
自分がやる必要のない仕事を削り、空いた時間で面白いと思ったことを楽しむ。
自分の時間を大切にするために、電話は取らないし、1分でも無駄な時間があると怒る。
会議の最中にも平気でスマホをいじり、メルマガや原稿を書く。
パソコン並みの速度でフリックができるようになったため、パソコンは必要なくなったのだ。
彼は車輪の再発明を嫌い、同じものを1から作るコストを嫌う。
すし職人の修行は無駄で、専門学校で基本を学んだらすぐに店をオープンさせた方が良い。
修行をせずにミシュランを獲得したすし職人もいる。
すきやばし次郎のように何年も親方の元で修行するのは無駄である。
何事にも100点である必要はない。
弁当は毎日お手製でなくてもたまに冷凍食品を使えばよい。
サッカーも100%の時間、手を抜かずに走り続ける必要はない。
必要な時だけボールを奪って点を取ればよい。
メルマガも常に高いクオリティにする必要はなく、過去のアイデアを微修正して発信する。
読者にとっては、クオリティよりも毎日届く方が大事なのである。
100通のメールが来ていたら頭から順番に返すのではなく、優先順位をつけて優先順位が高いものから処理をする。
サイバーの藤田社長など、忙しい人ほどめちゃくちゃレスが早い。
感想
必要なこと、そうでないことを整理して、必要なことだけやる。
これはサラリーマンにも必要な能力だ。
サラリーマンも常に100%力を発揮していたら、途中でバテてしまう。
必要な時に力を発揮できるような判断力が必要になる。
優先度の低いメールは後回しにして、高いものだけ処理する力。
100通のメールを順番に読んでいたら時間がなくなってしまう。
車輪の再発明の話も同様だ。
人が作ったものを1から作るのは意味がない。
作った人に相談して使わせてもらった方が良い。
パクりまくって、良いものを作った方が良い。
資料も1から書く必要はなく使い回せばよい。
過去に自分が書いたものがあるのであれば、誰かに編集してもらえばよい。
できる限り自分の稼働時間を確保し動くことは個人事業主だけでなく、全てのサラリーマンに必要な能力だ。