「自分は自分、バカはバカ。」を読んでみた

「自分は自分、バカはバカ」、ひろゆき 著、

を読んでみました。

[toc]

これからの時代に必要なのは周りに流されない技術

これからの時代に必要なのは、資格などの目に見えるスキルではなく、メンタルスキルです。

メンタルスキルとは、周りに振り回されないスキル。

自分は自分、バカはバカと、自分を取り巻く人間関係を客観視し、周囲の人に振り回されないメンタルが大事。

幸福度は「価値のついていないモノ」で決まる

お金で買えるもの、価値のついているものを買って幸せになることは少ない。

人が幸せを感じるのは価値のついていないものを経験した時である。

価値のついていないもの=海外旅行の経験。

ビジネスクラスという値段がついているものにお金を払うのは意味がない。

会社の評価が最低でもいいやと割り切ると気楽に過ごせる

会社から最低ランクの評価だったとしても、それによって起こることが自分の許容範囲内だったらそういう抜け道もある。

評価によって年収50万円の差が生まれたとしても、それを許容できるのであれば全然構わない。

心配事が無問題になる考え方

1つの案件がうまくいかなかったからといって、いきなりクビになることは日本ではほとんどない。

仕事がうまくいかなかったからといって首になることはなく、上司に嫌味を言われたり、昇進しなかったりするだけ。

上司の嫌味はスルーすれば良いし、昇進することでつく手当を調べてみれば、昇進してもしなくてもどっちでもいいという結論になるかも。

自分の維持費を上げるな

給料を上げるスキルよりも大切なことは、自分の生活水準を上げないこと。

タワマンに住みたい、高級外食したい、1度そこまで水準を上げてしまうと人は元に戻れない。

生活水準を上げて幸せになった人をみたことがない。

給料を上げるスキルよりも、無駄なものを一切買わないで生活できるスキルを持っていた方が、結果的に貯金が増える。

目の前の出来事に集中すると焦りが消える

過去や未来のことを考えても、メリットはない。

無風状態の個人で生き延びろ

日本が国として衰退している中、大抵の企業では給料アップが望めなくなる。

お金を使って幸せになろうとすると日本では大変。

他人を気にしなければ、日本はお金を使わずに幸せになれる国。

感想

この本のまとめは以下の通りです。

  • 他人の言動を気にしない、振り回されない
  • 給料アップを狙わず、生活するための維持費をあげない
  • 最悪のケースが起きた時のことを考え、リスクを許容する
  • お金で買えるものでは幸せにはなれない

 

結局人は欲を出すと、

タワマンに住みたい→お金が欲しい→評価が欲しい→上司や先輩の言動が気になる→周りに影響されてメンタルが疲弊する

負のサイクルになりやすいのです。

この本で言っている通り、変に欲を出さなければ、

現状維持のままで良い→お金はいらない→評価もいらない→上司や先輩の言動は気にならない→周りに振り回されずにメンタルが安定する

というようになり、一人勝ちメンタル術が身につくわけです。

 

著者の本はこの記事で紹介するものだけでなく他の本も数冊読みましたが、基本的には言っていることは同じ。

人間には欲があり欲によって支配されてしまうと良いことが起きない。

金銭欲、出世欲、見栄、世間体が飛び交う世の中で、メンタルが疲弊している人は多い。

 

筆者の言っていることは、晴耕雨読、世俗から離れた悠然とした生活を過ごすことと近いものがあります。

お金や出世のことは一旦忘れて、質素な家に住み、晴れた日には畑を耕し、雨の日には本を読む、それで良いじゃない。

 

おわり。

ABOUTこの記事をかいた人

個人アプリ開発者。Python、Swift、Unityのことを発信します。月間2.5万PVブログ運営。 Twitter:@yamagablog