明日クビになっても大丈夫! (日本語) 単行本 – 2017/9/21
Webライター、ヨッピー氏の本。
私はこの人の本を初めて読んだ。
Webライターなので印刷物(本)はこの本一冊だと思う。
副業だからこそ良い
この本ではサラリーマンがクソだから今すぐWebライターやフリーランスになろうと言っているわけではない。
サラリーマンをやりながら副業をして楽しく生きる事をオススメしている。
副業だからこそ、本業で経済的に安定しつつ、品質の高いものを作ることができる。
いきなり会社を辞めて独立したところで、稼げるわけがない。
例えば、「月5000円稼ぐブログの始め方」のタイトルで記事を書くブロガーがいる。
彼らはこういう記事を作って信者を作り、信者から金を巻き取らないと生活できないのだ。
サラリーマンが嫌で脱サラしたのに、今度はブロガーの型にハマってしまいやりたくない仕事をやるのは意味がない。
行動している人は少しだけ自分のことが好きになる
自分で行動している人は自分のことが好きになって幸福そうな顔をしている。
逆に1日中何もしなかった人は自分のことが嫌いになって不幸そうな顔をしている。
幸福=行動している人、という考え方はなるほど、と思った。
休日朝早く起きてブログ記事を書くと達成感が得られる。
逆に、昼過ぎまで寝ていて起きたときの倦怠感と言ったら、、、そりゃもうひどい。だるい。
私のように大企業でサラリーマンをやっていると、時々自分の存在がとても小さなものに思えて自分が嫌いになる。
ルーティンワークを淡々とこなすだけで、誰がやっても同じで、ただの歯車のように思えてしまう。
一方で、ブログを書いて自分の考えを記事としてアウトプットするのは自分しかできない。
自分しかできないことをするのは楽しいし自分のことを好きになる。
幸せになるには行動して自分オリジナルの何かを生み出し、あわよくばそれで稼げるようになればそれほど楽しいことはない。
仕事になり得る趣味を持つ
「嫌いな仕事をするプロ」と「好きでしょうがない趣味をする素人」。
どちらが強いかと言えば後者だ。
業務時間である9時5時で仕事をするプロと、四六時中趣味のことを考えている素人であれば、圧倒的に素人の方が強い。
現代において趣味で稼ぐことは難しいことではない。
映画が好きなら映画を見まくって感想をブログで書いていればお金になるかもしれない。
好きなことを撮影してYoutubeにアップすれば誰かが見てくれるかもしれない。
自分が好きなことは現代では仕事になり得る。
読んでみた感想
サラリーマンをやりつつ副業をして二足の草鞋を履くことの重要さ、大切さを述べている本。
私はこの考え方に賛成だ。
自分の趣味をアウトプットしてお金に変われば嬉しいし、自分のことがちょっぴり好きになる。
「副業」という言葉はお金が絡んでくるので嫌らしい言葉だが、お金にならずとも自分の好きなことをやってみてブログに書くことはとても大事だと思う。
サラリーマンのようにルーチンワークを淡々とやっているだけでは、自分のことを好きになる機会は少ない。
著者もサラリーマンの仕事がクッソつまらんと書いてあったが、私もそう思う。
だからこそ自分の好きなことをやってみて発信することが大事なのだ。
ところでこの本では「消費する趣味」と「生産する趣味」という言葉が出てくる。
2chのひろゆき氏やSwiftプログラマーの若宮氏の本にも書いてあったが、自分が生産する、つまりクリエイターになることの重要性を述べる人は多い。
インターネットのおかげで趣味がお金に変わる時代に生まれたのだから、私もアウトプットしまくって生活できるようになりたい。
そう思う次第である。