私は理系院生時代に、アメリカの大学に留学したいと思ったことがある。
私のようなブランド好きにとっては、アメリカの有名大学に留学することは果てしなくカッコいいことである。
エンジニアとしてレベルアップもでき、英語も勉強できる、最高だ。と。
そのまま就職すれば、カリフォルニアでエンジニア生活が待っているかもしれない。
その時は希望だらけ、アメリカンドリームを追いかけていた。
しかし、その時はお金の都合で結局は行けなかったのでそのまま企業に就職した。
今ではそれが正解だったと思っている。
その理由を説明しよう。
最近、米国大学留学についてこんな記事を発見した。
日本人の米国大留学がペイしない理由:https://note.mu/willyoes/n/n4e1d9910cef3
上記の記事をまとめると以下になる。
- 日本人がアメリカの大学に留学しても損をする
- アメリカの4年生大学は学費が高い。私立だと年間3万2千ドル(1ドル100円でも320万円、4年間で1280万円になる)。
- 日本人は英語力が低くSTEMの学科を出る人も少ないので、給与の高いアメリカの企業には採用されない。
- 日本の企業に就職しても給料が低いのでペイしない。
おいおい、4年間で1280万ってなんだよ。
田舎で家が買えるじゃねーか。
私は6年間日本の大手IT企業で働いたが、払えるほどの貯蓄はできていない。
日本の国立大学であれば、年間50万、4年間で200万の計算になる。
確かに入れる会社のグレードが同じくらいであれば明らかに日本の大学を出た方がリーズナブルだ。
ところで、上記の記事では2種類のビザが登場する。
- H-1B(専門職ビザ)、企業が外国人を雇用する上で費用を負担しなければならない、発行までに半年〜1年かかる。抽選になることもある。
- F1-OPT(期間限定の就労ビザ)、米国の大学、大学院を卒業した人が取得できる。
H-1Bのビザだが、上記の要件なので、企業からすれば国内の人材を採用した方が手っ取り早くコストもかからない。
となれば、外国人にとってF1-OPTを取得することがアメリカの企業で働くための第一歩となるだろう。
しかし、そのためにがアメリカの大学を卒業しなければならずお金の問題が発生する。
しかも運良く卒業できたとしても、ビザは期間限定なので働けるのは1年だけらしい。(STEMは3年)。
専門職ビザを取得するのはそもそも無理ゲーだし、1000万以上の大金を払って大学を卒業しても1年しか働く時間をゲットできない。
働く時間をゲットしても、そもそも英語能力が低い日本人はアメリカ企業に採用されない、という超絶ハードな道だ。
う〜ん。
親が金持ちであれば留学しても良いが、仕事に繋がらないのでただの記念旅行になってしまうのではないか?
フェイスブックやインスタにアメリカ人と映ったカッコいい写真をアップすることはできるかもしれないが、写真撮影料金にしては高すぎる。
さよなら、アメリカンドリーム。