人生を半分あきらめて生きる

「人生を半分あきらめて生きる」、諸富祥彦、を読んでみました。

キーワード

  • 縮小社会
  • 無力社会
  • 心理療法家
  • 欲望のスリム化
  • 不安とあきらめ
  • 心の中の階段
  • 焦り、不安、自己否定感
  • マズローの欲求の階層説
  • スプリッティング

概要

経済が縮小していく現代の日本で、理想の人との結婚や正社員での就職、理想の年収などを達成できる人はごく僅かな人だけだ。

その他大勢の人は、自分の持つ理想を諦めざるを得ない。

理想を諦め、欲望をスリム化することで、心が楽になり、安心できる。

「一生独身かもしれない」

「一生年収500万に届かないかもしれない」

あきらめの良い人は、このような厳しい現実や困難にぶち当たった時に、「ま、いっか」と、現実を受け止め少しずつ諦めることができる。

あきらめの悪い人は、自分の中の理想を諦めることができずに、心の中の階段を登ろうとする。

向上心の強い人や真面目な人ほど、自己否定の積み重ねを行い、自分に対してOKを出せない。

そんな人には、起きた問題をみないようにするために、「ま、いっか」と心の中で呟きながら、目の前の雑用を淡々とこなすことがオススメ。

1流大学を卒業し1流企業の正社員になったものの、37歳でリストラに会い非正規社員になってしまった人が登場する。

この人は、マズローの欲求の階層説に出てくる、生理的欲求、安全の欲求、所属の欲求、承認の欲求、自己承認の欲求を満たすことができない。

そんな人には、スピリチュアルな世界、つまり、たましいの次元で生きることを勧めている。

感想

正直最後のスピリチュアルな世界の話は理解できませんでしたが、理想を諦めることが大事なことは分かりました。

理想の自分は欲求からくるものです。

では欲求とは何かというと、お金、結婚、社会的地位です。

もっとお金が欲しい、良いマンションに住みたい、偉くなりたい。

欲は身を滅ぼすと言われていますが、皮肉なことに人が欲しがれば欲しがるほど上に挙げたモノは逃げていきます。

しかし真面目な人や向上心の強い人ほど自分の理想や欲求を追いかけて、心の中の階段を登ってしまうのです。

その結果、自分のことが嫌いになって、自己否定感が強くなり、鬱になったり病んでしまう。

私も真面目な方なので、諦めることの難しさはよく分かります。

どうやったら、諦めることができるのか。

記憶を消去する方法はないのかと思ったりもします。

そんな時は、掃除や料理をして目の前の作業に集中することが大事みたいです。