結婚の謎(ミステリー) (日本語) 単行本 – 2003/5/1
満足度:★★★(65点)
結婚後、なぜ離婚する夫婦が出てくるのか、なぜ結婚生活はうまくいかないのか。
この本では、結婚生活がうまくいかない夫婦に向けてどのようにしたらうまくいくかを説明している。
人間関係がうまくいかない原因は「外的コントロール」を使っているからだという。
外的コントロールとは、つまり何でも他人のせいにすること。
外的コントロールの特徴である「7つの致命的習慣」を止めることで夫婦関係がうまくいくことを確約している。
7つの致命的習慣とは、「批判する」「責める」「文句を言う」「ガミガミ言う」「脅す」「罰する」「褒美で釣る」である。
自分たちが自分の思い通りにできるのは自分自身だけである。
これがグラッサー博士の言う「選択理論」です。
何か人間関係に問題を抱えているのであれば、他人を変えようとするのではなく、関係を改善するために自分が何をできるかに焦点を当てることが大事である。
そのためには思いやりを示す以下の7つの習慣を始めてみる必要がある。
傾聴する、支援する、励ます、尊敬する、信頼する、需要する、意見の違いについては常に交渉する。
そういえば、勝間和代氏の本「不幸になる生き方」でも有責の法則が紹介されていた。
いつも他責の人は不幸になるのに対して、自責の人、つまり何が起きても自分のせいだと考える人は幸福になると言う理論だ。
この法則は結婚生活にも当てはまるのだろう。
結婚生活で何かあっても、相手を尊敬し、批判を言わないことを実践することで良好な夫婦生活を実現できるのではなかろうか。