LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト) (日本語) 単行本 – 2016/10/21

概要

平均寿命が長くなり100歳まで生きるのが当たり前になる時代。

私たちはどう生き抜けば良いのか。

従来は60歳で定年を迎え、年金をもらって生活するのが普通だった。

これからは80歳まで働く時代。

20歳から働き始めるとすると60年間は労働することになる。

働く期間が長くなることに伴い、生涯同じ会社で勤めることはなくなる。

新しいスキルを身につけて、職種を変えたり違う会社に転職するのが当たり前になる。

終身雇用、年功序列、新卒一括採用、これまで当たり前と思われていた制度が100年時代になって崩壊する。

自らの専門性と成果が重視される「ジョブ型雇用」になり、給料は一定ではなくなり成果で決まる。

この本では「無形資産への投資」の重要性が述べられている。

無形資産とは、スキル、知識、人脈、家族、友達のように目に見えない資産のことだ。

国の年金が期待できない現代においては、お金を貯蓄することは大事であるが、それと同時に、家族や友人、スキルや知識などの無形の資産への投資を忘れてはならない。

スキルや知識への投資が不足してしまえば、時代の変化に伴い、市場価値が下がる。

100年時代を生き抜く上で、時代に求められているスキルや知識を身につけて、適切な職業・ポジションを模索することが大事になる。

何を活かすか

100年時代。

ノースキルの労働者にとっては、働く期間が長くなるので辛い現実が待ち受けている。

一方で自ら学ぶことができるワーカーにとっては、スキルを身につけ自由自在に仕事を変えられる環境が整いつつあるということだ。

100年も生きるのであれば、1つの職業だけで終わるのはつまらない。

営業をしていた人がプログラマーになっても良いし、エンジニアをやっていた人が物書きになっても良い。

大事なのは自ら知識を学んでいくための力である。

そのためにも新しいことに挑戦し自らの能力を開発して楽しい人生を歩んでいきたい。

何歳になっても能力は進歩するのだから。

ABOUTこの記事をかいた人

個人アプリ開発者。Python、Swift、Unityのことを発信します。月間2.5万PVブログ運営。 Twitter:@yamagablog