独学をするのに年は関係ない。
80歳を超えてプログラミングを学びアプリHinadanをリリースした若宮さんはこう語る。
彼女がパソコンは触ったのが60歳。
そこからネットやパソコンの操作方法を学び、プログラミング言語Swiftを学び、アプリをAppStoreにリリースしたのだ。
その功績が認められ2017年のWWDCに招待されることになった。
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私がiPhoneアプリを作ろうと思ったのも、実は若宮さんの影響が大きい。
80歳の方が勉強してできるんだったら、情報系の学部を卒業した30歳の私がプログラミングできない訳がない。
そう思ってiPhoneアプリを開発し始めた。
分厚い参考書を何冊(10冊くらい?)も買いコードを真似してオリジナルのアプリを作ってきた。
その結果、6個のアプリをAppStoreにリリースできた。
多くのユーザにダウンロードされているか?と聞かれるとYesとは言い難いが、それでもAppleの審査に合格したんだから大成功だろう。
もし、書籍代をケチってアプリ開発にチャレンジしなかったら、ここまで達成することは出来なかった。
アプリ開発は現時点ではお金にならない「道楽」でしか無いけれど、熱中できる道楽を見つけられたんだからそれで十分じゃない?
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プログラミングの独学は簡単ではない。
私は20代の時にiPhoneアプリを作ろうとして本を買ったが途中で挫折した経験がある。
自転車に乗るのと同じで最初の壁を突破すればスイスイ行くのだが、最初の壁を超えるのが難しい。
独学をするのにプログラミングの参考書はとても有益だ。
しかし、初心者にとっては参考書の内容が難しいと感じることが多々ある。
環境構築などの詰まらないところで挫折して止めてしまうのだ。
本は1冊ではなく多くの本を読んで学ぶのが良いと思う。
1方向からの視点ではなく他方向から学ぶことで見えてくるものがある。
知識を得るには投資が必要である。
本は確かに高いがリターンがなかったとしても無駄ではない。
「ものにしよう」なんて思わない
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何かを習う、学ぶということは、始める前より確実に知識が豊富になるということ。日本舞踊時代がうまくならなかったとしても、得るものはあるんです。
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それこそ、最初に言ったように、お金にならない「道楽」でいいんです。やってみて楽しければ、それがきっと正解です。
ブログにせよ、プログラミングにせよ、継続していると必ず「楽しい」と思える瞬間が来る。
その瞬間が味わうためなら、費やした書籍代や時間なんて、ちっぽけなもんだよ。
独学のススメ-頑張らない! 「定年後」の学び方10か条 (中公新書ラクレ (655)) (日本語) 新書 – 2019/5/8